今回解説するのはParnassia palustris。和名ではウメバチソウと呼ばれるニシギギ科のハーブです。
目次
Parnassia palustrisとは?
ヨーロッパを原産とする小さな多年草植物で、湿った泥炭土壌を好みます。
夏に長く伸びた細い茎の先に、緑がかった白く繊細な黄色い雄しべの花を咲かせる。
Parnassia palustris
伝統的な利用法
主に利用するのは開花した地上部分で痙攣を抑える収斂作用があるため傷の治療に用いられた。
穏やかな利尿作用と鎮静剤としても使われ、てんかんの発作や神経障害の治療にも利用されていたのです。
ほかにもこのハーブを濃く煮出した煎剤は目薬や洗口液として使われ、ホメオパシー療法では不安症に効くとされている。
Parnassia palustris
科学的な評価
残念なことに生化学的な特性が殆どわかっておらず、研究されていないため伝統的な使い方のみを記述します。
Parnassia palustris
まとめ
かつてはてんかんや傷を治す薬としても利用されていた。
現在ではあまり研究が進んでおらずよくわかっていないというのが現状。
これからの研究でもしかしたら新たなことが判明して病気に役立つと思いたいですね。