香りの逸話と歴史

ハーブの歴史 Part7

今回は古代ローマ帝国時代の人々とハーブの関係についてのお話です。

ローマ市民とハーブ

結論から言うと北アフリカやアジアはもちろん、地中海や北海原産のハーブを栽培して食していました。

ハーブは当然のことながら種子はもちろん葉や根、花も同様に珍重されていたのです。

現代でも長方形の花壇を配置したローマ風の中庭は、ヨーロッパやアメリカで再現され、時にツルに覆われた屋外トリクリニウムも設けられました。

トリクリニウムとは?
      triclinium

傾斜のついた石の長椅子を四角い大で三方を囲むように配置したもので、うつぶせのまま晩餐を楽しむことができた。

富裕層の象徴

長椅子にはクッションやおりものが置かれ、内側にはワイングラスを置くための小さな棚が置かれることもあったそうな。

料理は晩餐のたびに中央へ動かせるダイニングボードが置かれ、より大きな規模の庭園では中央に水路が敷かれるように。

その庭で晩餐が行われる場合には食べ物の入ったバスケットが浮かべられたりしたのです。

イメージ的には回る寿司屋のレーンが分かりやすいかと思います。

中でもとりわけ豪華なのが、イタリアティボリにあるハドリアヌス帝の別荘「カノプス」です。

まとめ

市民から上流階級までこよなくハーブを愛した。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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