今回解説するのは“Atriplex アトゥリプレクス”。日本ではハマアカザと呼ばれているハーブです。
Atriplex hortensis
読み方:アトゥリプレクス・ホルテンシス
常緑・半常緑の一年草や多年草を含む100種類の属からなり、世界中の温帯や熱帯地域に分布しています。
この品種は生長の早い一年草で、高さは60cm、幅15~30cmまで成長します。
大抵は赤みがかった三角形に近いハート型の葉とあまり目立たない黄色や赤い花をつけるのが特徴です。
また、ほとんどの品種には塩に耐性があるため、塩分を含んだ土壌でも問題なく成長することが可能です。
各種利用法
料理
ほうれん草のように使われることが多いですが、単独で使われることはあまりなく、香りと栄養価を高めるために他のハーブと一緒に利用されます。
薬用
だるさを払うために内服され、穏やかな刺激と代謝促進作用があります。ただし、大量のサポニンを含むため、過剰摂取をすると有毒なため、大量に摂取するのは危険です。
栽培
野生種と園芸品種が存在し、耐寒性があります。日向で水捌けの良い土地を好み、特に沿岸地域では発育が良いようです。
繁殖には秋に種をまき、収穫は必要に応じて摘み取り、生で使用します。
歴史
アメリカ初期の入植者達は石鹸の代替物や野菜、壊血病と血液の治療薬に利用していました。
Atriplex
まとめ
土の塩分濃度が高いところでも問題なく栽培できることが可能。
ほうれん草のように食べることも可能で食料としていい。
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@けむさん