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Baptisiaとは?
ムラサキセンダイ属マメ科のハーブで、主に北アメリカに自生する耐寒性の多年草です。
1,2種は花がきれいなため花壇に植えられて観賞用として人気があります。
学名の語源は、かつて染料として利用されていたことから、ギリシャ語で「染料」を意味するbaptoに由来します。
Baptisia tinctoria
読み方:バプティシア・ティンクトリア
直立性の茎を持つ多年草です。小さなクローバーに似た葉をつけ、夏には黄色い花が10cm程度のアーチ状に咲き、1cmのさやができます。
各種利用法
利用部位:根
薬用
殺菌性のハーブです。免疫機構を刺激し、細菌感染症に特に効果があり他の作用としては解熱、緩下、催吐作用があります。
内服では扁桃腺炎、咽頭炎、上気道炎に利用されます。
ホメオパシー療法ではインフルエンザや神経性の疲労に使われ、アーユルヴェーダでは冷却性の変質剤として利用されます。
栽培
日当たりが良く、深く根を張れる肥沃な土地を好みます。
繁殖には種子をまくか、休眠期に株分けで増やすことができます。
また、大きな根は手を加えられるのを嫌うので、注意しましょう。
収穫は秋に根を掘り上げて乾燥させたものをチンキ剤や煎じ薬、成分抽出液に加工します。
歴史
北米の先住民たちの間ではポピュラーなハーブで、アメリカの薬局方に登録されるずっと前から利用されていました。
特に先住民族のモヒカン族とメスクワキ族は傷の洗浄用に煎じ薬を作っていました。
チャールズ・ミルズポー著「アメリカの薬用植物」には、この植物の若芽はアスパラガスに似ているため、アスパラガスの代わりにポタージュに入れると良い。と記録されています。
Baptisia まとめ
古くから染料として利用され、先住民たちは古くから薬として用いていました。
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