今回は見た目と味がクレソンにそっくりなCardamineというハーブについてご紹介。
Cardamine
ほぼ世界中の温帯に生息している一年草及び多年草で、約130種が存在しており、湿地帯では観賞用として栽培されています。
属名はギリシャ語のKardamon「クレス」を意味し、見た目も風味もクレソンににていることに因んで付けられました。
C.pratensis
学名はカーダマイン・プラテンシスと読み、北アジアや北アメリカ、ヨーロッパで見ることが可能です。
カッコウが来る時期に花を咲かせるため英語名で「カッコウの花」という英名が付きます。
柄のながい羽状の葉がロゼッタ状に生え、細く、群生するのが特徴で、春の終わりに小さな白味がかった藤色の4弁花が咲き、細い直立性の鞘が実ります。
配糖体の一種グリコシドを含んでおり、この成分は主にアブラナ科の植物に含まれ、独特な風味や辛さの素となっています。
各種利用法
料理
若葉はサラダに加えることで辛味がアクセントとなり、味にメリハリがつけやすくなります。
薬用
強壮性、清浄性のハーブ。ビタミンCを豊富に含んでいるほか、鎮痙、去痰作用があります。慢性の疾患、皮膚疾患、喘息、ヒステリーに内服することが可能です。
栽培
園芸用品種です。寒さに強く、日向半日陰の湿った土壌を好みます。繁殖は春に種を蒔くか、真夏に葉の芽挿しを行いましょう。または春か秋に株分けするのも一つの手です。収穫は葉を春に摘み取り、生のまま使用するか成分抽出液を作り、冷凍保存しましょう。
変種
C.p”flore pleno”
カーダマイン・プラテンシス・”フローラ・プレノ”とよみ、人気のある八重咲き品種で、歴史に登場したのは17世紀の半ばです。また、この品種は無性的に繁殖することができます。
Cardamine
まとめ
今回はカルベニアついて解説しました。
カルベニアはクレソンに味も見た目も似ていて、更に花が綺麗という点から肉料理に添えて華やさを演出するのに役立ちそうと感じました。さらにビタミンCも豊富なので、ストレスなどで弱った体にも効果が期待できそうです。
あとがき
今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。
拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。
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