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ハーブ解説 Part401 プルモナリア

今回解説するのはヒメムラサキ属のハイゾウソウ。葉にまだら模様のあるハーブです。

ハイゾウソウ
Prumonaria officinalis

耐寒性のある成長の遅い多年草。この種を含めて16種類存在し、主にヨーロッパ、アジア、北米西部の森林地帯に分布。

一般名は「soldir and sailors」。赤と青の花が陸軍と海軍を思わせることに由来しています。

属名はラテン語のPulimo。つまり「」に因んでおりこの植物が気管支炎に用いられたことに由来するのです。

同じ名前でラングワートという植物がありますが品種が異なるので注意。

見た目の特徴

・茎が毛に覆われている
・長さ7.5cm程の卵型の葉
・春に漏斗型の花を咲かせる

一番の特徴は最初はピンク色の花を咲かせますが段々と青に変わる点。

ラングワートと特徴税

16~17世紀にかけて医学思想を支配した特徴税

まず特徴税とはハーブは神が人間の病を治すために遣わされたという考え方で、その効能は植物の見た目に現れている。

それに従ってラングワートは楕円形の葉に斑入りの模様は病に侵された葉を思わせるため肺の病気に効果があるとされていた。

Prumonaria officinalis
用途

利用部位:花のついた植物全体

慰撫、収斂、去痰作用のあるハーブ。若葉はサラダやスープに加えることができる。

またこの植物から採れるエキスはベルモットの材料です。

薬用

 

以下の症状に内服できます。
・咳
・下痢
・カタル
・内痔核
・気管支炎
外用では傷薬、洗眼液に使用されることも。

伝統的に気管支炎喘息などの胸部疾患に用いられ、ハーブ療法やホメオパシーでは下痢の治療に用いられていました。

科学的な研究から、葉に粘液成分があることがわかっているので伝統的に喉の痛みなどの治療に使われていることぐ分かる。

この植物はヒレハリソウとごく近縁なため同じような毒性があるとされる。

皮膚につくとかぶれたりアレルギー反応を起こすことがあるので素手で触るのはNG。

国によっては法規制の対象になりうるのでご注意を。

栽培方法と収穫

栽培

・日陰の粘土混じりな土を好む
・繁殖は春と秋に株分けか播種で
・発芽には時間がかかるので注意
・ハバチの幼虫が付く可能性あり

収穫

夏に前奏を刈り取って乾燥させたものを成分抽出液やエキスに加工します。

Prumonaria officinalis
まとめ

まだら模様の葉にピンクから青に変わる花を咲かせる。

伝統療法では咳や喘息といった胸部疾患に効くとされている。現代では葉に粘膜成分があることがわかり、効能が裏打ちされた。

育てる場合は砂混じりの粘土質な環境を作ってあげる。

あと成長には時間がかかるからその事も覚えておきましょう。

 

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Kemu
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