今回解説するのはマロウの仲間ゼニバアオイ。コモンマロウとも呼ばれるウスベニアオイとは品種が異なるので気をつけましょう。
ゼニバアオイ
Malva neglecta
強い太陽光のもとで育つ一年草で、ヨーロッパや北アフリカ、アジアの乾燥地域で自生しています。
夏に薄紫色の小さな花を結びます。
ゼニバアオイ Malva neglecta
伝統利用
主に使うのは地上部分で呼吸器疾患や消化器、泌尿器系の疾患に用いられていました。
保湿剤や利尿剤、去痰剤、下剤などに加工されていたのです。
ゼニバアオイの葉と花を用いた湿布剤は虫刺されにも効果があるとされていました。
ゼニバアオイ
Malva neglecta
科学的評価
基礎研究からゼニバアオイの抽出物は特に抗炎症作用があることがわかっており、伝統的な利用法も説明がつく。
ゼニバアオイ
Malva neglecta
まとめ
コモンマロウと呼ばれるアオイ科の植物で太陽の当たる場所を好む。
伝統的に去痰剤や湿布剤に用いられ、現在の研究では抗炎症作用があることが判明。
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