今回は昨日の予告通り、ハーブで使われる「オールドローズ」について解説します
目次
品種群
ダマスクローズ
学名:Rosa×damascena
読み方:ロサ・ダマスケナ
高さ2メートルほどまで成長するバラで、枝に頑丈で曲がった棘と、強い剛毛があり、花つきも少ないです。
「ダマスク香」と呼ばれる濃厚な香りで、香料づくりに欠かせないバラです。
主な産地は小アジアのダマスカスで、学名の語源にもなっています。
ケンティフォリアローズ
学名:Rosa chentiforia
読み方:ロサ・ケンティフォリア
ダマスクローズとアルバローズの系統が合わさった品種で、学名のcenteiforiaは「花弁の多い」という意味です。
その見た目から別名キャベジローズといい、多くの花弁から精油が取れます。
ガリカ・ローズ
学名:gallica rose
読み方:ガリカ・ロサ
紀元前に栽培されていたとされる、オールドローズの中で最も古い系統の品種です。
学名のgallicaはケルト民族、ガリアに由来していて、花の見た目から、「ロサ・ルブラ」の別名もあります。
チャイナ・ローズ
学名:Rosa chinesis
読み方:ロサ・キネシス
中国原産のバラで、オールドローズの中では唯一の四季咲き性で、18世紀頃にヨロッパへと渡り、バラの世界に四季咲き性をもたらしました。
あとがき
今回はオールドローズ達を紹介しました。
バラは古くから愛されてきたハーブで、現在でも化粧品や香水といった物に使われています。もし自分に自信が持てないという方がいたら、バラの香りで自身の魅力を取り戻してみてはいかがでしょうか?
今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。
著:白鴉マキト