キンポウゲ科のハーブであるセイヨウオキナグサこと“プルサティラ”を伝統利用の視点でご紹介。
セイヨウオキナグサ 生態
Pulstilla vulgalis
ヨーロッパ原産の耐寒性のある多年生高山植物。
葉が出る前に釣鐘状の紫色をした花を咲かせる。花の美しさもさることながら、花後の種子もきれいです。
セイヨウオキナグサ 伝統利用
セイヨウオキナグサは心身をリラックスさせるとして睡眠のサポートや神経の緊張を和らげるとして服用された。
主に耳の痛みや頭痛、呼吸器の感染症、咳や喘息と言った様々な症状に使われていた。
セイヨウオキナグサ
科学的評価
子宮への作用が研究され、この植物の成分には鎮静作用と解熱作用があることが示されている。
ただしセイヨウオキナグサは有毒植物なため、触れるだけでアレルギー症状を引き起こすことがある。
セイヨウオキナグサ
まとめ
紫色の美しい花を咲かせる。女性に対して使えるハーブだが、フレッシュで使うと有毒。