今回は、花言葉の前身とも言える、タッジー・マッジーについてのお話。
目次
そもそも
タッジー・マッジー
ってなんぞや?
簡単に説明すると、メッセージ性を持った小さな花束のこと。
16~18世紀、悪臭よけやこれらの流行から身を守るため、香の良い花やハーブで作った小さな花束を持ち歩いていた。
さらに、儀式や収穫祭、結婚式や葬式、病院や教会、法廷など、様々な場面で使われた。
それに伴い、恋人同士で花束のやり取りをするのが流行った。
トルコ式ラブレターの登場
ヨーロッパの伝統的な花束文化に加え、“トルコ式ラブレター”が登場。
これは、小さな箱の中に、それぞれ意味をなすものを入れて、謎解きのようにやり取りするもの。
花だけでなく、真珠、金の糸、石鹸、洋梨などが入った小箱が相手に送られる。
それを受け取った相手は、意味を解読しながら、解読した。
後にトルコ式ラブレターは抽象化され、花言葉だけが広く人の興味を持つようになったのです。
そして定着へ・・・
この流行が定着したのは、19世紀のビクトリア朝時代の初め。いくつもの花言葉の本が出版されるようになった。
その結果、花言葉が広がり、恋人たちが容易に、今の自分の気持を花束に込める事ができるように。
こうして、タッジー・マッジーは“語るブーケの花束”と言われるようになりましたとさ。
おまけ
ハーブの花言葉
ここではハーブの花言葉、その一部をご紹介。
◇アンジェリカ
・インスピレーション
◇コーンフラワー
・幸福
・癒やしの力
・デリカシー
◇バジル
・幸運を祈る
・憎しみ
◇ベルガモット
・同情
・優しい美徳
◇カレンデュラ
・喜び
・健康
・思い出
・安定性
◇カモミール
・逆境におけるエネルギー
・快適さ
・忍耐
◇シナモン
・愛
・美
・私の未来は貴方のもの
◇ディル
・抵抗できない
・宥める
◇フェンネル
・力
・称賛の価値
・痩せるための強さ
◇フィーバーフュー
・健康
・暖かみ
◇ローズゼラニウム
・好み
◇ハーツイーズ
・幸せな考え
◇ハニーサックル
・愛の絆
◇ホップ
・陽気
・休養
・睡眠
◇イリス
・雄弁
・誓い
◇ジャスミン
・喜びの移行
・人好きのすること
◇ラベンダー
・献身
・幸福
・成功
・幸福
・不信
◇マジョラム
・赤面する
・同情
・慰め
・喜び
◇ミント
・感情の暖かさ
◇マートル
・愛
・結婚
・貞節
・平和
・家庭
◇ペニーロイヤル
・逃避行
◇ローズ
・愛
・美
・祝福
・優美
◇ローズマリー
・思い出
◇セージ
・家庭的な美徳
・知恵
・技術
・尊敬
◇タイム
・活動
・勇気
・強さ
◇レモンバーベナ
・義務
・異性に対する魅力
◇スイートバイオレット
・可愛らしさ
・慎み
◇スイートウッドラフ
・永遠の命と歓喜
◇ヤロウ
・戦い
・健康
・悲しみ
・胸の痛みの治療