前回は旧約聖書に登場する香りにまつわるエピソードを紹介しましたが、今回は、イエス・キリストと香りについてお話します。
前回の記事
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宗教儀礼における香り2今回は旧約聖書に、どのような香りが登場するのかを掘り下げていきます。
旧約聖書に
出てくる香り
旧約聖書には、香料の調合や香を焚く...
イエス・キリストと
3つの贈り物
キリスト生誕の際、3人の賢者が贈り物をした話はご存知でしょうか?
「イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツヘレムでお生まれになった時、東から占星術の学者が、星の案内の元やってきて、母マリヤのそばにいる幼子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬などの贈り物を捧げた。(マタイによる福音書)」
この説話がクリスマスの原型だと言われている。
キリスト教の中でも特にカトリックやロシア正教では、礼拝で薫香を使用する機会が多くある。
釣香炉は儀式の際にこれを振って清めるが、金属製のものの中に灰を入れ、炭団のように用いていた。
奉献の儀式でも香炉が振り動かされている様子が描かれ、儀式によって振り方も細かく決められている。
今回は短いですがここまで。
次回はゾロアスター教と香りにまつわるお話を紹介します。