香りの逸話と歴史

スリープピロー

今回は、ハーブを使ったスリープピローと呼ばれるものについて。

スリープピローとは
なんぞや?

結論から言うと、リラックス作用のある植物を詰めたサシェ(小さな布袋のこと)の一種。

本来の枕より薄く、小さいサイズで作られることが多く、枕に添えて使われることから、セントピローとも。

スリープピローの中身に
使われるハーブ

代表的なのは、鎮静作用があり、眠りに誘うと言われるラベンダー。

他にもマジョラム、ホップ、カモミールなどもよく使われる。

また、レモンバーベナやレモンピールなどの柑橘系の香りや、スイートウッドラフなど、バニラに似た甘い香り、ペパーミントなどの清涼感がある香りもブレンドされることが多い。

効用に囚われずに、好きな香りで楽しむのが正解。

日本版
スリープピロー

ヨーロッパだけでなく、日本にも似たような文化があるのはご存知?

その名も“菊枕”。

この菊枕は文字通り菊の花を詰めたもので、この枕で眠ると
・邪気を追い払う
・目をよくする
・頭をスッキリさせる
などの効果があると言われていた。

昨今の
スリープピロー事情

近年、心地よい香りでストレスフルな日常の疲れを癒やすということが広く認知されるように。

その結果、生活のシーンで香りを選ぶことは、気分転換に繋がるとして注目を集めている。

特に注目されているのが就寝時の香りで、良質な睡眠は大事。故に見直されてきたということですね。

続いて2種類ほどサシェをご紹介。

モスバッグ
(モスサシェ)

衣類の防虫を目的に使われ、フランス語では衣類を守るという意味のガードローブと呼ばれる。

防虫効果のあるハーブが詰められ、衣類の引き出しやクローゼット、押し入れの寝具などに挟み込む場合も。

中身は防虫作用に優れる
・サザンウッド
・クローブ
・ローレル
・タイム
・杉の木の削り屑
・オリスルート
・ワームウッド

などが、ブレンドまたは単品で使われる。爽やかな香りも魅力的。

バスバッグ

入浴の時に湯船に浮かべたり、給湯する時に蛇口に吊り下げて置くタイプのサシェ。

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Kemu
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