エッセンシャルオイル解説

Part28 キャラェイシード

キャラウェイシード
概要

学名:Carum carvi L
英名:Caraway seed
別名:ヒメウイキョウ
科名:セリ科

採油部位と製法

種子を水蒸気蒸留。採油量は3-5%

主な生産地

・エジプト
・オランダ
・ポーランド
・ハンガリー

ヨーロッパ、西アジアを原産とする一、二年草。草丈は30-60cm程度で小さな花が二年目で咲き、2ヶ月後に結実する。

スパイスでの利用も多く、緑色から茶褐色の扁平な楕円形。葉はパセリと同様に、根も多肉質で野菜として食することが可能。

種はキュンメル(リキュール)、Snaps(ブランデー)、アガウィット(焼酎)を構成する重要な役割がある。

性状と香調

無色から淡い黄色。甘く爽やかな感じの中にややスパイシーさを有する液体。

主成分

・d-カルボン
・リモネン
・t-カルベオール
・t-パラメンタン
・デエン-1-オール
・ミルセン
・cis-カルベン
・t-デハイドロカルボン
・α-ピネン
・サビネン

機能性

抗真菌作用
粘液溶解作用
胆汁分泌排出作用
抗癌作用
防虫作用
胃腸調整作用

有用性

口内清涼剤
薬用飲料
消化不良

ケトン類のカルボンの神経毒性は報告されていないため不確定。
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Kemu
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