エッセンシャルオイル解説

Part37 クローブ

クローブ
概要

学名:Syzygium aromaticum L
英名:Clove
別名:チョウジ
科名:フトモモ科

採油部位と製法

蕾を水蒸気蒸留。採油量は15%(乾燥)

主な生産地

・マダガスカル
・インドネシア
・タンザニア
・ブラジル
・インド

東南アジア初頭、西インド諸島、熱帯東アフリカ、中国など多くの国で栽培されており、古くから利用されているスパイスの一つ。

木の高さは10-15mで、100年間生育されると言われている。

スパイスとしては開花前の蕾を使うが、中国では百里香と呼ばれるほど香りが強い。香料資源としては花蕾はもちろん、花蕾の上部にある茎と葉も利用されている。

花蕾は釘のような形をしているので中国では釘を意味する「丁字」、フランス語でも釘を表す「clou」と呼ばれている。

性状と香調

無色から淡い黄色。スパイシーで、歯医者に行ったときのような香り。

主成分

・オイゲノール
・β-カリオフィレン
・カリオフィレンオキサイド
・α-フュムレン
・2-ペンテノレン

機能性

・防虫作用
・抗菌作用
・抗真菌作用
・抗ウィルス作用
・抗ヒスタミン作用
・抗炎症作用
・抗痙攣作用
・抗血栓作用
・抗酸化作用
・局所疼痛治療作用
・強壮刺激作用

有用性

◇局所疼痛(虫歯等)
◇血栓予防
◇抗菌、殺菌
◇痙攣防止
◇防虫剤
◇関節炎、リウマチ
◇胃炎治療
◇制吐剤

フェノール類含有量が多いため、濃度に気をつける。
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Kemu
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